2017-05-11 に以下のような記事を書いたのですが、とても古い内容になっています。
2021-06-04 現在、どのようになっているでしょうか。
保護されていない通信
現在は、以前記述したとおりにシークレットモードであるなしにかかわらず、「保護されていない通信」と表示されています。

この表示についての Google の説明は以下のページにありますが、特に目新しいことは書かれていません。
参考)Google Chrome ヘルプ | サイトの接続が安全かどうかを確認する
この表示はあまり目立たないことと、まだまだ非SSLのサイトが多いことから、利用者は概ねこの表示をスルーしているように感じます。
Google はこれ以上の強硬な手段を取るという情報は無いようですが、サイトを SSL化しておくに越したことは無いと思います。
– 以下、2017年5月の記述内容 –
Chrome の HTTP 接続におけるセキュリティ強化に向けてという日本語訳記事がGoogleDevelopers Japanで公開されました。
今度はシークレットモードでHTTPページにアクセスすると、おせっかいにもアドレスバーに「Not secure」と表示される、というものです。
皆さん、まだあわてなくても大丈夫です。
あくまで、「シークレットモードで」アクセスした場合です。
Chromeをお使いの方の大部分はシークレットモードをご存じではないのではと思います。
Chromeだけでなく、IE、Safari、Firefoxなどの主要ブラウザには、参照したサイトのクッキーやキャッシュ、履歴情報をパソコンに保存しないようにするモードが備わっています。
これは、ログイン情報やプライバシー情報をパソコンに残さないことで、セキュリティを高めるための機能です。
セキュリティを高めたいからシークレットモード使っている、という人はアドレスバーでプロトコルぐらい確認するかと思うのですが、そうではないのです。
これは、記事中にもあるとおり、
最終的には、シークレット モードではないときも、すべての HTTP ページに対して「Not secure」警告を表示する予定です。
というGoogleの野望への途中段階なのです。
最終的にはChromeではHTTPサイトに接続できなくなるか、接続する際には「接続してもいいですか?」とかいう許可を求められるようになるのではないでしょうか。